せん。人間は口から食べ物を食べて、消化吸収され余分なものは便となって排出されます。この流れは一本に繋がった管で行われていますが、まっすぐになっているわけではないので特に長くたたまれたように収まっている小腸や大腸では、腸の働き方が活発でなくなると途中で詰まってしまいやすくなります。
腸が詰まると……
腸がきちんと動かなくなると、消化されたものが吸収されにくくなったり食べ物のカスが上手く排出されずに腸の中に溜まってしまったりして便秘の原因にもなります。また、便秘はただ老廃物が排出されないとうだけではなく、腸の中で働きを助ける善玉菌が減ってしまい悪玉菌が増えてしまうことにもなります。このような腸の働きの低下は、腹痛・肌荒れ・口臭・おならが臭くなる・体臭・むくみ・新陳代謝の低下により水分の循環も上手くいかなくなります。これは体内の老廃物が水分と一緒に排出されるのを邪魔してしまいますし、便の水分も足りなくなってしまう結果になり便秘がひどくなる、といった体に悪いことばかりの悪循環を引き起こしてしまいます。腸がきちんと動いていないだけでダイエットの効果が出なくなったり、にきびや肌荒れの原因になる理由がよく解りますよね。エステサロンや肌荒れを解消する方法として病院などで便秘がよくないと言われるのはこういった腸の働きが関係しているからです。
腸の動きを取り戻す腸内洗浄
そこで、腸の動きが活発になるように今まで腸に溜まっていたものを取り除き、腸を生き生きと活発に動く状態にもどしていく手助けをするのが「腸の洗浄」をするという考え方です。腸に溜まっているものを出すのなら、下剤を使えば済むのでは? と思う人もいるかもしれませんが、漢方や「センナ」などを含む下剤を頻繁に使って排便すると下剤の力で排便することを覚えてしまい、腸が自分の力で排便するリズムや動きを忘れてしまいます。「腸の洗浄」または「腸内洗浄」と呼ばれるものは、肛門から溜まっている便をお湯や水を使って刺激をあたえ、硬く詰まった便が排出されやすい状態にして出す方法と、食べるものを変えて動きが悪く負担のかかっていた腸を休ませながら中身を入れ替えていく方法があります。どちらの腸の洗浄方法も下剤のような習慣性のあるものではなく詰まった便で覆いつくされた腸をきちんとした働きが出来るような準備を手伝ものです。
直腸から行う「腸の洗浄(腸内洗浄)」とは
腸の洗浄には、便が溜まったり動きが悪くなっている腸の中に直接お湯や水を入れて腸の壁を洗い流して老廃物を取り除くという「腸内洗浄」の方法があります。エステサロン・病院・クリニックなどでも行っているところがありタレントの浜口順子さんが体験したものこのタイプの腸内洗浄です。東京の銀座や大阪などにあるような腸の洗浄を行っている専門のクリニック病院などでしか出来ないと思われがちな「腸内洗浄」ですが、最近では自分で簡単に「腸の洗浄(腸内洗浄)」を行うことの出来る「腸の洗浄(腸内洗浄)キッド」の「カフェコロン」などが通販やインターネットなどで販売されていて自宅で腸の洗浄を気軽に行うことも出来ます。
腸の洗浄の方法
直腸から行う腸内洗浄では、専用のチューブを肛門から注入して大腸の中にお湯を入れます。この腸の洗浄に使われるチューブは直腸を傷つけないような柔らかい特殊な素材で出来ており、「腸カテーテル」と呼ばれているものもあります。腸の洗浄を行うときは、お湯で軟らかくなった便やお湯が排出されますので、自宅で行う場合にはトイレで行うといいようです。腸の洗浄を行うクリニックや病院などでは腸に入れた管から排出されるように工夫されており、汚れることなどを気にせず腸の洗浄を行うことが出来ます。初めは力が入ってしまう人も多く、簡単に宿便まで排出することができないかもしれませんが、何回か行う間に腸の中に詰まっていた宿便も排出されびっくりするくらいすっきりします。腸に注入するお湯をコーヒーで行う「コーヒー腸内洗浄」などもあります。
食べ物で行う「腸の洗浄(腸内洗浄)」とは
普段食べているものを腸の洗浄効果があるものに変えていく、「腸の洗浄(腸内洗浄)」の方法もあります。これは、直接排便を促す腸内洗浄のように短時間で腸の中が綺麗になると言うものではなく、体の中から時間をかけて掃除していく、という感覚で行います。特に忙しく生活していると食事の時間が不規則になったり食べ物が偏って、腸をはじめとする内臓に負担をかけてしまうことが多いのが現状です。負担がかかりすぎている腸を休ませて腸の動きを助けるものを少しずつ入れていくことによって、腸の働きを正常に近づけていくという方法なので時間はかかるかもしれませんが、体質改善の効果も期待でき便秘以外にも肌荒れや花粉症などにも繋がることがあります。リバウンドの起こりにくいダイエット方法としてもお勧めです。
腸の洗浄の方法
食べ物や生活習慣を改善していくことで行うこの「腸の洗浄(腸内洗浄)」は、1週間を1つのサイクルとして考えるか、1月を1つのサイクルと考えて行うとよいでしょう。「腸を休ませる」という日を1週間に1度もしくは2週間に一度のペースで取り入れ、1ヶ月を目安に腸のリズムを整えていくつもりで行うと無理なく続けられると思います。
腸を休ませる
まず腸に洗浄を始めるにあたって、腸の動きを妨げないような吸収のよい液体状のものだけを食べて、腸を休ませる日を作ります。何も食べないと腸に詰まっているものがそのまま押し出されずに残ってしまいますので、腸の働きを促すバナナ・りんご・ヨーグルト・豆乳などをミキサーなどで液体に近い状態にしたものを食べるようにします。これを2日間行います。ちょっと辛いかも知れませんが辛いのはこの2日間だけです。もしどうしても無理な場合は1日でもかまいません。自分にストレスがたまらないように行いましょう。
起きたらすぐ水を飲む
腸に刺激を与えて自然なリズムを取り戻せるように腸の洗浄を行うには、朝コップに一杯の水を飲むことを忘れずに行いましょう。朝が苦手で朝食を抜いてしまう人も多いと思いますが、寝起きに水を飲むだけでも腸に刺激を与え一日の始まりを腸に知らせる役割をしてくれます。水を飲んだ後、出来れば吸収のよい朝食を取ると排便を促して腸の洗浄を行いながらリズムを作っていけるのですが、どうしても無理な場合はバナナを一本食べるだけでもかなり違ってきますので、是非試してくださいね。
腸の動きをよくする食事
3日目からは、腸の動きを活発にしていく食事をします。食事の量を減らしてしまっても腸の働きはよくなりませんので、食べるものはきちんと食べましょう。最近はダイエットでご飯などの穀物類を抜く人が多いですが、穀物を抜いた食事は難水溶性の食物繊維が不足しがちになってしまうので、玄米やそばなど食物繊維の多い腹持ちのいいものを選んでお茶碗1杯はきちんと食べるようにしましょう。腸に負担をかけないために一回の食事で1杯以上食べるのは控えたほうがよいと思います。また、油分を抜いてしまう食事も肌や体に必要な油分が足りなくなるほか、ストレスがたまりやすくなるので腸に負担のかかりにくいオリーブオイルや食物性油を適度に使った食事を心がけるようにしましょう。
腸の洗浄のポイント
女性の場合「腸の洗浄」「腸内洗浄」を行うときには大腸にお湯を入れる方法でも、食事を変える方法でも排卵のサイクルを頭の中に入れておくと効果が出やすいかもしれません。月経の終わった後は体が一番状態のよい時期で腸の洗浄でダイエットや肌荒れの改善などの効果も出やすいと思います。反対に生理前の時期はイライラしたり普段食べないような物が食べたくなったりすることもあり、特に食事を変える腸の洗浄方法を行う場合にはストレスが溜まってしまうかもしれません。また、妊娠時の便秘の解消に腸の洗浄をしたいと考えている人は、かかりつけの産婦人科に相談してみることをお勧めします。妊婦の便秘もとても辛いものですが、妊娠中の腸の洗浄は自己判断で行うことは避けた方がいいとおもいます。病院で相談してから行うようにしてください。自分の体のリズムに合わせて無理のないように腸の洗浄を行って、すっきりとした元気な腸を作りましょう!