主婦湿疹とは?
水仕事(炊事や洗濯など)を繰り返している主婦や、刺激物(水や洗剤、紙など)に触れる機会が多い美容師や飲食店員、OLなどに多く見られる主婦湿疹。その大半が手に発症することから「手湿疹」とも呼ばれています。最初のうちはカサつきやかぶれといった症状が見られる主婦湿疹も、ひどくなると出血や痛みを伴います。さらには爪の変形や指が曲がらないといった症状を伴う怖い病気です。
主婦湿疹の治療法
薬物療法と生活指導の2つが主婦湿疹の主な治療法になります。薬物療法では主に保湿剤が用いられますが、炎症が強い場合にはステロイド外用剤も処方されます。主婦湿疹は適切な薬を使うと1〜2週間で改善されますが、生活習慣の見直しを図らなければ何度でも繰り返し発症してしまう病気でもあります。洗い物をするときにはビニール手袋を着用したり、水仕事のあとには必ずハンドクリームや保湿剤で脂分を補うなどの習慣を身に付け主婦湿疹を予防していきましょう。
主婦湿疹で処方される保湿剤
炎症の度合いによって保湿剤も変化します。ここでは、主婦湿疹と診断されて処方される、さまざまな保湿剤について調べてみました。
主婦湿疹治療《ワセリン》
油脂性の基剤であるワセリンは、主婦湿疹の炎症部分を保護する作用があります。低刺激なため、主婦湿疹の治療ではよく処方される保湿剤です。
主婦湿疹治療《亜鉛華軟膏》
亜鉛華(あえんか)軟膏には、主婦湿疹で荒れた皮膚を保護する作用や炎症を抑える作用、また防腐作用などもあります。
主婦湿疹治療《MPS軟膏》
保湿成分(ヒアルロン酸)の産生を促し、皮膚に潤いを与えてくれるMPS軟膏。皮膚の防御機能(肌のキメを整える機能)を向上させる効果もあります。
主婦湿疹治療《尿素軟膏》
尿素軟膏には角質層の水分保有力を向上して、カサつきによる刺激を防ぐ作用があります。長期間使えることから、主婦湿疹の治療薬としてよく処方される軟膏です。
主婦湿疹と似た病気
手に湿疹ができると、「また主婦湿疹だ〜」と思いがち。でも、実は違う病気が潜んでいる可能性も・・・。カビによって発症する「真菌(しんきん)症」をはじめ、水虫の原因となる菌が手で繁殖することによって起こる「白癬(はくせん)症」、また湿潤している皮膚でカンジダ菌が増殖して炎症を引き起こす「カンジダ症」などもあげられます。かゆみやただれといった同様の症状を訴えるため、主婦湿疹と間違えられやすいです。アレルギー物質(植物や果物、洗剤やゴム手袋など)が原因で発症する「アレルギー性接触性皮膚炎」でも、主婦湿疹と同じような症状が見られます。手に湿疹ができたら自己判断せず、すぐ皮膚科を受診するようにしましょう。
主婦湿疹を予防しよう!
女性である限り、肌荒れ知らずのキレイな手でいたいですよね?
普段の家事にちょっとした工夫を加えるだけで主婦湿疹が予防できちゃいますよ♪
主婦湿疹予防法
- 水仕事では、綿手袋とビニール手袋のW使いで肌荒れ防止。
- 食器はその都度洗わずに、まとめて洗いましょう。
- 素手では洗剤を使わずに、水やぬるま湯だけで洗いましょう。
- 洗い物に指輪はご法度! 指輪は外して洗いましょう。
- 水仕事のあとには、水分をふき取ってお肌のケアを忘れずに……。
- 紫外線はお肌の天敵! 手にも日焼け止めクリームを塗りましょう。