切迫流産とは?
待望の赤ちゃんを妊娠したと思ったら切迫流産。不安と悲しみに包まれることでしょう。でも勘違いしてはいけません。切迫流産と流産は別物です。流産とは胎児が体の外に流れ出てしまい、妊娠の中断を余儀なくされることをいい、切迫流産とは妊娠初期に、胎児が体内に留まり、流産しかけていることをいいます。流産しかけているといっても、全部のケースがそうではなく、ほとんどの場合は安静にすることにより通常の生活に戻ることができますが、自己判断はせずに出血が見られたら医師の診察を受け、すみやかに入院・安静を守りましょう。
切迫流産の原因
先に述べたような妊娠性出血の場合がほとんどですが、中には自分のように血が出続ける場合もあります。切迫流産の考えられる原因としては子宮の病気や異常、多胎妊娠や受精時の異常などが挙げられますが、実のところ、原因がわからないことがほとんどです。待ち望んだ妊娠なのに、血を見て愕然とするのは嫌ですよね。
切迫流産の症状
切迫流産と診断されて自宅で安静にと言われると、どこまで安静にしていればいいのかわかりませんね。血の出る症状別に安静の仕方を説明していきましょう。
血の量も多く途切れることなく出ている場合
その場で入院し、絶対安静が必要です。薬は止血剤の点滴と黄体ホルモンの注射などをして治療します。絶対安静の寝たきりになりますので導尿される場合もあるかもしれません。自分の場合は食事も歯磨きも全部寝たきりでしたが、導尿はされず、さしこみと呼ばれる女性用の尿瓶のようなオマルで用を足しました。点滴は24時間体制で血が止まるまで行いました。
血の色が赤か褐色・腹痛がある・血が持続して出ている
入院をし、医師や看護師の元で安静にする。洗顔やトイレ歩行は許可されることが多いでしょう。それ以外はベッドで安静にしています。状態が落ち着くまでシャワーなども許可されません。
血が時々出る・腹痛はない・茶色いオリモノが出る
入院か自宅安静か医師が判断します。自宅では家事は厳禁でなるべく布団に横になるようにし、お風呂はダメですがシャワー程度ならかまいません。自宅に子供がいて世話のために安静にできないなどの場合は医師の判断で入院になります。この場合は、歩行許可はありますが、やはりなるべくならベッドで安静にしていましょう。病院でもシャワーまででしたら許可されるでしょう。
時折茶色いオリモノ・腹痛なし
自宅安静を医師から言われると思われますが、布団を敷いて横になるまでは必要ありません。できるだけ動き回らずにソファーなどに横になるようにします。家事は疲れない程度でしたら大丈夫でしょう。シャワーはかまいませんが、入浴はオリモノが1日以上みられないようでしたら入ってもかまいません。
切迫流産騒動記
結婚3年目にして待望の妊娠に涙して喜んだのもつかの間、下着に少量の血がついているのに気づき、急いでかかりつけの産婦人科に駆け込んだところ「切迫流産」とのことでそのまま入院になりました。血は3日ほどで止まり、元々の出血も少量だったために止血剤だけですぐ家に帰ることができました。
それから1週間を過ぎた頃でしょうか。ソファーから立ち上がった瞬間、何かが「ドドドー!」と出たのです。あわててトイレに駆け込むと、水道の蛇口を思い切り開放したように、鉄砲水のように出血しています。22時を回っていましたがすぐ病院に電話をし、車で20分の距離を助手席で「こんなに血が出てるんだもの……もう流れちゃってるよ……」と、出続ける血の感触を感じながら妙に落ち着いていました。もう諦めの境地だったのかもしれません。
診察台に上がった私の出血の多さに医師は「あっ!すごいな〜……」と絶句しました。それほど流れ出ていたのです。エコーで調べると、思いとは裏腹に胎児は元気でした。安心しましたがもちろんそのまま入院です。ご飯を食べるのも歯を磨くのも、トイレさえ寝たきりで、夏の暑い時期でしたので背中があせもだらけになりました。中々出血も止まらず、1ヶ月の入院生活になりました。両腕は点滴のお陰でもう針を刺すところがないくらい真っ青になり、腕も毎日の筋肉注射で常にズキズキ痛みがありました。なんとか血も止まり、状態も落ち着いてきたので自宅へ帰りましたが、しばらくの間は安静にしていたのは言うまでもありません。食事の支度さえしませんでした。
その後も救急車で運ばれたりと出産までには色々と騒ぎを起こしましたが、予定日よりも2週間も早く未熟児で生まれた我が子も、今ではいっちょまえな高校生になろうとしています。