特集 「無痛分娩」

痛くないお産なんてあるの? 確かに、お産といわれてイメージするのは……激痛。出産経験者に聞くと、「鼻の穴からスイカ」や「腰を引き裂かれているカンジ」と、何とも想像しがたい痛みのオンパレード。でも、そんな痛みにこらえる必要はもうありません! 痛みがなく、リラックスして出産できる……そんな夢のような「無痛分娩」について迫ってみようと思います♪

無痛分娩ってなに?

麻酔薬を用いて陣痛などの痛みを和らげて出産する方法を、無痛分娩といいます。日本では「出産の痛み=美徳」という昔ながら考え方から無痛分娩が浸透しきれてないのですが、欧米では約90%の人が無痛分娩を選択しています。

「知らぬ間に赤ちゃんが生まれていた」というイメージのある無痛分娩ですが、実際にはそんなことありません。赤ちゃんを「産む」という感覚を残しつつ、痛みだけを取り除いてくれる……それが無痛分娩です。

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無痛分娩のメリットを教えて!

普通分娩にはない、無痛分娩だからこそ体験できるメリットをご紹介します♪

無痛分娩《痛み》

出産に伴う痛みや不安から解放されることで、心身ともに余裕をもって分娩に臨めます。最初から最後まで苦しみっぱなし……という普通分娩から比べると、最後まで笑顔でいられる……それが無痛分娩のいいところですね。

無痛分娩《リラックス》

普通分娩では、全身(特に骨盤や産道)の筋肉が緊張してガチガチに……。でも、無痛分娩であれば筋肉の緊張もなく、赤ちゃんの産道通過も楽になります。また、乱れがちな呼吸も安定し、酸素不足という事態を未然に防ぐこともできます。

無痛分娩《血圧》

人間の体は極度の痛みを感じると、自然と血圧が上昇します。痛みを感じない無痛分娩では、そんな血圧上昇を抑えることもできます。よって、高血圧(妊娠中毒症や心臓病などの持病)の人にとっては、最適な分娩スタイルといってもいいでしょう。

無痛分娩にはリスクもあるの?

無痛分娩の際に施される「麻酔処置」そのものがリスクといっていいでしょう。麻酔薬を使うことで起こるさまざまな症例(血圧変動、嘔吐、局所の感染など)の他にも、神経障害といった例も報告されています。また、麻酔の種類や量によっては子宮の収縮力や腹圧が弱まるため、陣痛促進剤を使う割合も高くなるでしょう。

無痛分娩ってどうやるの?

無痛分娩には「全身麻酔」と「局所麻酔」という、2つの方法があります。あなたはどちらの無痛分娩を選択しますか?

無痛分娩その1《全身麻酔》

局所麻酔からみると危険性が高く、現在ではほとんど行われていない無痛分娩法。体調によっては、全身麻酔を使った無痛分娩が行われることもあります。局所麻酔からみると準備(手法)が簡単ですが、妊婦さんの意識がないため「赤ちゃんを産んだ」という感覚を味わうことは出来ません。もちろん、赤ちゃんの産声を聞くこともできません。

無痛分娩その2《局所麻酔》

現在では、無痛分娩の主流ともなった局所麻酔。中でも、妊婦さんの背中からチューブを通し、硬膜外腔に麻酔をして痛みを取り除く硬膜外麻酔が多く用いられています。長時間にわたって痛みをとることができ、意識がハッキリしているため「赤ちゃんを産んだ」という感覚もあります。しかし、日本では麻酔技術を持った産科医が少なく、その分娩管理の難しさからごく一部の病院でしか行われていません。

無痛分娩にかかる費用は?

通常の分娩費用に、無痛分娩の費用(材料費や薬剤費、技術費など)が加算されます。また、麻酔の種類や病院(産婦人科)、地域(東京や大阪、札幌などの首都圏は少し高め?)によっても多少の変動はあるようですが、平均して5〜8万円前後です。ちなみに、無痛分娩は保険適用外ということを覚えておきましょう。

無痛分娩とは……

日本では相変わらず「痛みに堪えてこそ良き母親」という風潮が根強く残っていますね。でも、痛みに堪えないと「よき母親」にはなれないのでしょうか? 痛みに堪えた人みんなが「よき母親」になれているのでしょうか……。子供を育てていく上で、普通分娩や無痛分娩といった出産スタイルは関係ありません。痛い思いをしてもしなくても、かわいいわが子に違いはない。もし、無痛分娩に負い目を感じている人がいたら……その考えを1度リセットしてみませんか?

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