骨粗鬆症

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症の字中の鬆は“しょう”のほかに“す“とも読み、大根や豆腐などに小さな隙間が出来ることを言います。つまり骨粗鬆症とは、「骨に・粗く・隙間が入る・症状」というわけですね。しかし本来ならば簡単に骨に隙間などは出来ないはずです。それではなぜ骨粗鬆症が出来るのかといった発症までのメカニズムとその対策を見てみましょう。

ちょっと難しい漢字を書きますが骨粗鬆症という病気があります。こつそしょうしょうと読みますが、特に女性に多く、大勢の人たちがこの骨粗鬆症に悩んでいます。それではこの骨粗鬆症についての知識と予防方法をお話してみましょう。

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骨粗鬆症とカルシウム

簡単に言うと、骨粗鬆症は体内のカルシウム不足によって起こります。人間の骨や歯の主原料はご存知の通りカルシウムなのですが、その他に脳の働きなどにも欠かせない成分として血液にも一定量含まれています。そのため血液中のカルシウムが足りなくなると身体は手っ取り早くカルシウムを手に入れるために骨からカルシウムを引き出します。

骨粗鬆症の発症

カルシウムは骨の主成分ですから、慢性的にカルシウムを引き出される状態が続けば次第に骨の密度が減っていきます。密度が減ってしまった骨は骨粗鬆症の名前どおり、隙間だらけの状態になってしまいます。この骨密度が減り病的に骨がもろくなった状態を骨粗鬆症と呼ぶのです。

骨粗鬆症の症状

骨がもろくなるということは、ちょっとした衝撃にも骨が耐えられないということになります。わずかな段差につまづいただけといった周りから見れば「そんなことくらいで?」と思ってしまうようなささいなことで骨折してしまい、しかも修復素材のカルシウムが足りないことから回復も遅くなってしまうのです。重度の骨粗鬆症患者では、くしゃみや咳、立ち上がるといった何気ない動作ですら骨折しかねません。

骨粗鬆症の原因

日本人が普段の食事でもっとも摂れていないのがカルシウムといわれるほど現在の日本人はカルシウム摂取量が低いことがあげられます。骨粗鬆症の最大の原因は間違いなくこのカルシウムの摂取不足ということになるでしょう。また、丈夫な骨を作るために欠かせないビタミンDですが、これは日光に当たらないと上手く精製されません。さらにカルシウムは人間の体内でも作られるのですが、歳を取ると生産量が落ちるのも重要な原因です。

骨粗鬆症は女性に多い

男性の方が女性に比べて骨太であるのは言うまでもなく、女性はスタートラインからハンディを背負っています。そのほかにも女性は生理などによって出血しますし、逆に閉経してしまうとホルモンのバランスからこれまたカルシウム不足を起こしかねません。こういった要因が組みあわされた結果、骨粗鬆症は50歳以降の女性に多いとされていました。

骨粗鬆症とダイエット

ところが現在では若い女性にかなり骨粗鬆症が増えてきています。その最大の原因がダイエットによるものとされています。普通に食事していても不足しがちなカルシウムなのに、ダイエットとして食事を摂らず、かたよった栄養を繰り返すようではカルシウムが不足するのは避けられないことといえるでしょう。

骨粗鬆症の対策

骨粗鬆症の対策は単純明快で“カルシウムを摂取すること”です。ただし、日本人の一日あたり平均カルシウム摂取量は550mg程度なのですが、厚生省のガイドラインでは700mg以上が望ましい、とされています。しかも、これは現在骨粗鬆症を起こしていない人が骨粗鬆症を起こさないための量であり、現在骨粗鬆症を起こしている人はプラスして摂取しなければいけません。海外では基準がもっと厳しく1000〜1200mg以上とされているところが多いようです。

参考1:カルシウムの上限

カルシウムは多く摂りすぎてもさほど問題がありません。なぜなら“摂りすぎ”とされるためには一日2100mg以上摂らなくてはならないからです。現実にはそこまで摂取できる人は少ないですし、たとえ上限を超えても不要分は体外に排出されるからです。

参考2:カルシウムを多く含む食品

カルシウムの代名詞、牛乳・乳製品はカルシウムを多く含むばかりでなく、体内で吸収されやすい高品質のカルシウムです。まずはこれを意識的に摂取することをオススメします。ついで魚。特に小骨ごと食べられるような小魚はカルシウムが豊富です。魚はその他にもDHAを始めとする健康に良い成分が多いので積極的に食べると良いでしょう。

そのほかの骨粗鬆症対策

ビタミンDやマグネシウムなど、カルシウムの吸収を手助けしてくれるものも同時に摂取することによって効果を増すことが出来ます。そして、毎日の食事だけでは補えないカルシウムのサポートとしてサプリメントを使用するのも良いかと思います。ただしダイエットしながらサプリメントだけじゃらじゃら飲むようでは骨粗鬆症以外の病気を引き起こしかねません。あくまで3度の食事をメインにしてサプリメントは補助という意識を持つことが大切です。

骨粗鬆症のまとめ

現在日本では骨粗鬆症、もしくは骨粗鬆症予備軍は数百、いや1千万人の大台に登るとされる骨粗鬆症。骨粗鬆症最大の恐怖は骨折そのものよりも、予後、つまり骨折が治ってからの方が大きいかもしれません。治り方も遅く、しかも治療中は運動不足になり、ますます骨粗鬆症がすすみ寝たきりになってしまう可能性などがあるからです。骨粗鬆症は急に発症するものではなく、長い間の積み重ねによって起こってしまうものなのです。ですから逆に毎日少しずつ身体にいいことを積み重ねれば骨粗鬆症は防げるのです。あせらず、継続的に対策を続けるようにしてください。

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