特集 「過食症」

過食症は拒食症と並んで、代表的な摂食障害です。過食症は、食事習慣のみだれによって起こります。人間にとって食事に関してストレスを感じることは、最もキツイ症状ですよね。そんな過食症の原因には、どのようなものがあるのでしょう。また過食症の症状やその治療法には、どのようなものがあるのでしょう。

過食症の基礎知識・摂食障害とは

摂食障害とは、正常な食事摂取ができない状態をいいます。食事量が必要以上に多ければ過食症、必要以上に少なければ拒食症になります。摂食障害には主に、10〜20代の女性がかかります。

過食症・拒食症ともにその共通した原因は、「やせたい」という意識から来るという特徴があります。摂食障害にかかると、食に対する意識が通常状態ではなくなるため、心身ともにダメージを抱えることになります。

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過食症の原因

過食症のほとんどが、無理のあるダイエットから来ています。過度にダイエットの意識が強いと、やせることばかりを考えてストレスが増加します。このストレスを発散するために、過食になってしまうのです。またうつ病の影響で、過食症になることもあります。この場合もうつ病のストレスを発散するために、過食になってしまうのです。いずれにしても過食症は、【イライラする→食べまくる→食べ過ぎた自分にウンザリする→イライラする→食べまくる】という図式が成り立つケースが目立ちます。

過食症の症状

過食症になると大半の人はやせてしまいますが、人によっては太ってしまう場合もあります。いずれの症状もその度合いが極端なので、負担やダメージが大きいのです。それぞれの症状の、代表的な特徴を紹介します。

過食症の症状1・やせてしまう

過食症になると必要以上に食事をとるので、太っている人が多いようなイメージを受けますが実際には違います。なぜならば過食症の症状として、嘔吐を繰り返すためです。過食症になると【食べる→吐く】を繰り返すので、結局体重そのものはあまり変化しません。しかし日常的に嘔吐を繰り返すことで、食道炎や胃炎などを併発します。またこのライフサイクルを繰り返すことで嫌気が差し、精神的に追い詰められてしまうのも過食症の特徴的な症状です。

過食症の症状2・太ってしまう

過食症になるとたいていの場合やせてしまいますが、それとは逆にどんどん太ってしまう事もあります。これは過食症の症状に、嘔吐が加わらない場合に起きます。食べたものがそのまま体内に蓄積されるので、体重増加や内臓疾患をもたらします。自分の体形がどんどん変わっていくことに嫌気が差し、そのストレスからさらに食べるという循環を繰り返すのです。

過食症の治療

過食症を治療するためには、身体療法・認知行動療法・精神療法の3つが行われます。食欲を抑える薬を使った治療法もありますが、過食症は食欲を満たすために食事をとるわけではないので、あまり効果がないようです。

過食症の治療法1・身体治療

過食症の場合拒食症と違い、さほど身体に緊急の治療を必要とする場合が少ないのが特徴です。しかし過食症の症状によって肥満が起きている場合には、カロリー制限などの食事療法を行います。

過食症の治療法2・認知行動療法

どうして過食症になっているのか本人に認知させ、自分で過食症を治療する意識を持たせるのが、認知行動療法です。具体的には、「食事量を少しずつ減らす」「食べ物を周りからなるべく遠ざける」「お金を持たせない」などの治療をします。また過食症の代表的な症状である嘔吐を避けるため、トイレなどの場所に近づかせないようにします。過食症治療の専門機関で寝泊りをしながら、医師のアドバイスのもと認知行動療法を受けると、割合あっけなく過食症が収まる傾向にあります。しかし自宅に戻ると再び、過食症の症状が顔を出すのです。その際には精神療法を試みます。

過食症の治療法3・精神療法

過食症治療の仕上げが、精神療法です。精神療法とは、過食症の元となっている根本的な心の悩みをカウンセリングで突き止め、その悩みを解決するにはどうすれば良いかを研究することです。しかし過食症を起こす人のその根本原因には、家庭環境や過去のトラウマなど根深いものが多く、治療にも根気が要ることが多いのです。

過食症で悩んでいる方へ

過食症は「やせたい」という、ダイエットに対する思い入れが強すぎることで起きます。ですから女性なら誰しも、過食症になる可能性があると言えます。しかしダイエットに強い思い入れのある女性に、それほど太っている人はいないのが現実です。やせた女性こそが美しいという固定観念を捨て、気楽に生活すれば自然と過食症を防ぐことができます。また、残念ながら過食症になってしまった人は、少しでも早く医師に相談するべきです。過食症は1人では治療・克服するのが難しい、という特徴があるためです。またネット上にあるブログや日記を読めば、同じ悩みを抱える人が他にもいることがわかり、勇気付けられるかもしれません。

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