動悸

動悸とは?

心臓は体が要する血液を搬出するため規則的な収縮(1分間に60〜80回)を繰り返していて、この動きを一般的に鼓動(拍動)といいます。普段は意識しない拍動も運動後や興奮状態に陥ることで自覚し、「動悸」という1つの症状になります。「動悸」を簡単に表現すると「胸がドキドキする」状態です。

動悸の原因

心臓が拍出する血液量に増減が生じたり(通常1回につき80ml前後)、脈拍の速さに変化が生じた場合にも動悸を感じます。

心臓の鼓動が「ドキドキ・・・」と、普段よりも早く感じることはありませんか? それが今まさしくお話をしようとしている「動悸」です。動悸とはいっても、病気が隠れている場合とそうでない場合があります。ここで少し「動悸」について勉強してみましょう。

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動機は殆どの場合、心配無用

わかりやすく説明すると全身の筋肉が酸素補給を必要とする運動後には、大量の血液を送り出そうとする心臓の動きが大きく速くなり「動悸」として感じられます。「動悸=心臓の異常」と思われがちですが、その多くは心配のいらないものです。健康な人でも激しい運動や興奮状態、刺激物(飲シュ、喫煙、カフェインなど)の多量摂取やストレスなどが引き金となって動悸を起こすことがあります。また、循環血液量が一気に増加する妊娠初期の動悸や、胃がんの手術をした人などに多く見られる食後動悸(ダンピング症候群)もあります。

動悸と不整脈

病的な動悸要因の1つに不整脈(拍動リズムが乱れる脈の異常)があげられます。体を動かしたときなどに動悸がする貧血や心臓機能の低下とは違い、静かにしているときにも動悸を起こすのが不整脈の特徴です。動悸要因となる不整脈は3種類あり、それぞれに違った症状を伴います。

動悸要因《期外収縮》

不整脈の中で最も多い種類です。拍動がつまずいたように抜ける動悸や、胸苦しさが見られます。心臓病(狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心膜炎など)やバセドー病、貧血が原因で起きている期外収縮でなければ特別な治療を要しません。

動悸要因《発作性頻拍症》

突然、脈が速く(1分間に150〜180回)なり、激しい動悸に襲われます。継続することでさまざまな症状(めまい、息苦しさ、失神など)を引き起こすため、治療を要する不整脈となります。

動悸要因《発作性心房細動》

拍動に規則性がまったくないことから、別名「絶対性不整脈」とも呼ばれています。高齢者や肺疾患のある人に多く見られる不整脈で、発作的に突然起こり30分〜丸1日続くこともあります。何度か繰り返すうちに、慢性化することもあるので注意が必要です。動悸以外にもめまいや息苦しいといった症状を訴えます。

動悸がしたら……

症状によってさまざまですが、動悸には臨機応変な対処が重要になってきます。意識が薄れたり、冷や汗が出るなどの症状があれば早急に救急車を要請しましょう。

動悸の対処法《脈を測る》

突然の動悸に誰もが不安に襲われるでしょう。しかし、まずは一呼吸おいて脈をチェックしてみましょう。脈拍数とリズムの乱れをチェックすることは、動悸の原因を探る上で大切なことです。ちなみに脈拍数は年齢によって違い、成人では1分間に60〜100が正常値となります。100以上なら頻脈、60以下で徐脈となるので、参考にしてください。

動悸の対処法《症状》

胸の痛み、息切れ、めまいといった動悸以外の症状をチェックします。それらの症状を伴って動悸が続くようであれば、早めに病院を受診したほうがいいでしょう。

レーザー治療

網目状静脈瘤(くもの巣状静脈瘤)の場合に適した治療法で切らずに直せますが傷跡が残るなどの問題点もあります。

動悸の対処法《深呼吸》

動悸が起こると、どうしても気が動転しがちです。しかし、必ずしも病的なものではありません。そのことを把握した上で、まずは深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。

動悸と心臓神経症

動悸を主症状とする、心因性の病で「心臓神経症」というものがあります。

《症例》30代男性 サラリーマン

「動悸がひどい」と訴え、病院を受診。検査をしてみるものの、結果に異常は見られない。納得がいかず「どこかに悪いところがあるはずだ」という不安感は残り、動悸をはじめ胸の痛みや息切れなどの症状が継続する日々。 このように、体に異常は見られないものの不安感が残ることで諸症状(動悸など)が続く病気を「心臓神経症」といいます。これは心の病の1つで、ストレス社会の近年では増加傾向にあります。

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